本を読むスピードは遅くて良い

2024年12月29日日曜日

読書

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ビジネスの世界で成長するためには勉強が不可欠であり、その基本となるのが読書です。しかし、現代人は時間が限られているため、速読に飛びつきがちです。速読は、見開きを瞬時に見て脳に焼き付けるような方法や、黙読で文章を把握する方法がありますが、筆者はこれらの速読法は必要ないと考えています。

筆者自身も若い頃は速読に憧れ、教室にも通った経験がありますが、結局身につかなかったそうです。その結果、本は早く読む必要はなく、音読くらいのスピードで良いという結論に至りました。

読書には速読と遅読のどちらが良いかという議論は昔からありますが、筆者は読書の目的に関わらず、ゆっくり読むことを推奨しています。情報収集が目的であれば速読も有効ですが、本を深く理解するためにはゆっくり読む方が良いでしょう。

読書百遍という言葉があるように、難しい本でも何度も読むうちに内容が理解できるようになります。重要なのは、何度も読むに値する本を探し出すことです。

  • 簡単に読める本はあまり頭を使わず、身にならないこともあります。
  • 難解な本は読むのが大変ですが、読み終えると非常にためになることがあります。
  • 自分に合ったレベルで、何度も読む価値のある本を見つけることが大切です。

そのためには、まず様々な本を手に取って読んでみることが重要です。面白くないと思ったら途中で読むのをやめても良いですし、一応最後まで読んだものの、何度も読む価値がないと感じたら、それもまた良いでしょう。

1年に1冊か2冊、100回読むに値する本が見つかれば良いと考えておきましょう。人から勧められた本は自分に合わないことが多いですが、偶然手に取った本の中に、素晴らしい文章との出会いがあることもあります。

電子書籍も便利ですが、**書店で偶然本と出会う「セレンディピティ」**も大切にしたいものです。古本には、新しい本にはない魅力や新鮮さがあります。

読書スピードにコンプレックスを感じる人もいるかもしれませんが、音読のスピードで十分です。集中力がない時や眠い時は、実際に声に出して読むと効果的です。

読書は、自分のペースで、ゆっくりと楽しむことが大切です。



Preplyでビジネス日本語を教えています。日系企業で働いてみたい方、日本語の更なるスキルアップを目指す方など大歓迎です。お気軽にお問い合わせ下さい。

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