豪華な自社ビルや高級車よりも、給料アップが重要である

2025年1月16日木曜日

サラリーマン

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立派な自社ビルよりも給料を

以前、私は外資系の産業機械メーカーに勤務していました。その会社では、二代目の社長が「古い社屋を建て替えて、社員が喜ぶような新しい自社ビルを建設する」と発表しました。しかし、社員にとって、会社の建物が新しかろうが古かろうが、仕事の本質とは関係ありません。営業職であれば、スマートフォンとノートパソコンがあればどこでも仕事ができますし、在宅勤務も可能です。

確かに、地上60階のオフィスで、素晴らしい景色を眺めながら働くのは、気分が高まるかもしれません。しかし、それは仕事の成果とは直接関係ありません。社員にとって最も重要なのは、給料がどれだけ上がるかです。

社内での差別的な待遇

その会社では、社員の地位によって支給される社用車のグレードが異なっていました。例えば、平社員にはトヨタのヴィオスやホンダのシティが支給され、営業部長になるとカムリやアコードになるという具合です。これは、社員間の競争意識を煽るための会社の策略であり、非常に不公平だと感じました。

さらに、支給された社用車は、事故車を修理せずに使い回していたり、LPガスが漏れている状態だったりと、社員の安全を全く考慮していないことがありました。このような状況は、従業員を単なるコストとしか見ていない証拠でしょう。

時代に合わせた福利厚生を

福利厚生には様々な種類がありますが、社員寮や保養所よりも、給料アップの方が社員にとって嬉しいはずです。ストックオプションも、社員のモチベーションを高める良い方法でしょう。

現代においては、雇用保険、厚生年金、交通費といった基本的な福利厚生があれば十分だと考えます。会社の飲み会や社員旅行は、時間とお金の無駄になることが多いです。特に社員旅行は、休日を潰してまで参加するものではなく、気の合わない上司と旅行するのは苦痛でしかありません。

まとめ

昔は、社員旅行や飲み会を通じて、社員の一体感を高めることが有効だったかもしれません。しかし、現代は個人主義が当たり前の時代です。会社は、時代に合わせて福利厚生を見直すべきです。

社員が本当に求めているのは、豪華なオフィスや高級車ではなく、正当な評価と給料アップです。会社の経営者は、社員の視点に立って、福利厚生について真剣に考えるべきです。


Preplyでビジネス日本語を教えています。日系企業で働いてみたい方、日本語の更なるスキルアップを目指す方など大歓迎です。お気軽にお問い合わせ下さい。

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