本日は、ビジネスでよく使われるオノマトペ「ギラギラ」についてお話しいたします。
日本語にはオノマトペと呼ばれるものがたくさんあります。例えば、「ハンバーガーをむしゃむしゃ食べる」や「雨がザーザー降る」など、枚挙にいとまがありません。
岩波書店の「日本語使い分け辞典」によれば、オノマトペは擬音語と擬態語に分かれます。擬音語は「ぐーぐー寝る」のように実際の音や声を真似た言葉であり、擬態語は「スラスラ答える」のように様子を音のイメージで表した言葉です。今回取り上げる「ギラギラ」は、このうち擬態語にあたります。
「ギラギラ」の意味
新明解国語辞典には、「ギラギラ」は「欲望などが露骨にむき出しに感じられる様子」とあります。例えば、「目をギラギラさせて札束を掴んだ」という表現があります。
ビジネスシーンでは、「ギラギラした社長」というように使われますが、これは文字通り顔や体が油や汗で光っているという意味ではありません。欲望をむき出しにしている状態を表しているのです。
個人的にはあまり「ギラギラ」したくはないのですが、日本のビジネスにおいては、特に駆け出しの社長や叩き上げの人たちが、むき出しの野心を持ってビジネスを大きくしようとする様子を「ギラギラしている」と表現することがあります。
「ギラギラ」を使った表現
「ギラギラ」は、過去の映画のタイトルにも使われています。
いつかギラギラする日
深作欣二監督、萩原健一主演の映画です。このタイトルは非常に詩的で、ネイティブの日本人には意味が伝わりますが、外国人には難しいかもしれません。
ギンギラギンにさりげなく
近藤真彦(マッチ)さんの80年代のヒット曲です。この歌は、「ギンギラギン」と「さりげなく」という相反する言葉を組み合わせることで、独特の雰囲気を醸し出しています。
「キラキラ」との違い
「ギラギラ」と似た言葉に「キラキラ」があります。
新明解国語辞典によると、「キラキラ」は「希望や若さに満ち溢れ、その存在が眩しく感じられるほどである様子」を意味します。例えば、「キラキラ女子」という言葉があります。
「キラキラ」には、ギラギラのような野心や欲望といった意味合いは含まれません。
まとめ
「ギラギラ」という言葉に対する受け取り方は人それぞれですが、日本の会社では、「ギラギラしている」ことがやる気や野心の表れとして評価されることもあります。
上品な家庭に育った人や、出世願望がない人にとっては、「ギラギラ」している様子は下品に見えるかもしれませんが、一概に悪い意味ではありません。
「ギラギラ」の意味を理解し、状況に応じて適切に使えるようにしましょう。