在宅勤務で快適!オフィスでの物理的な接触から解放されるメリット

2025年4月3日木曜日

働き方

t f B! P L

 今日は、在宅勤務によってオフィスの人との物理的な接触がなくなることで、いかに快適になるかというお話をさせていただきます。

昨今、日本の企業においては在宅勤務が許可されることが非常に多くなってきていると感じています。 これは、やはりパンデミック、いわゆるコロナ禍での在宅勤務の強化が大きく影響しているのでしょう。

在宅勤務には従業員にとって多くのメリットがあると思いますが、今回のエピソードでは、私自身の会社員時代を振り返りながら、在宅勤務のメリット、そしておそらく皆様の盲点になっているかもしれない部分についてお話しできればと思います。

私の場合、残念ながら会社員時代には、きちんと在宅勤務が許可されることはほとんどありませんでした。 外回りの営業職でしたので、会社で誰かに監視されながら仕事をするということはあまりありませんでしたが、正式に在宅勤務で働いたのは、パンデミックが最も厳しかった時期の3週間程度でした。 それ以外は基本的に会社に通って仕事をするという働き方をしておりましたので、在宅勤務になればいいのにとずっと思っていたものです。

そんな中、今振り返ってみると、在宅勤務だったら最高だっただろうなと思う出来事が一つあります。 それは、ラオスのビエンチャンでとある企業で働いた時のことです。 その会社には日本人がほとんどおらず、当時、私以外には日本人の上司が一人いるだけでした。

その上司というのが、私にとってあまり良い人物ではありませんでした。 過去の会社員人生で何人かそういう方に出会ってきましたが、その中でもワースト1位、2位を争うような性格の方でした。 プレイヤーとしては非常に能力が高く、語学も堪能で仕事もできると見なされていましたが、部下の教育や仕事に対する責任感が薄く、とにかく自分さえ良ければ良いという考えが周りにすぐにわかるようなタイプでした。

さらに良くなかったのは、他人の揚げ足を取ったり、悪口を言ってそれを冗談にしようとすることでした。 周りの人が聞いても全く面白くない、むしろ不快に感じるようなジョークを、本人は気の利いた会話をしているつもりだったのかもしれません。

そして、ここからは少し汚い話になりますが、その上司と一緒にオフィスで働いていた時、その上司が頻繁に自分の頭をボリボリと掻くことがありました。 頭皮の脂の塊のようなものを弄って、それを自分の鼻に持っていって匂いを嗅いでいたようなのです。 その光景がどうしても目に入ってきて、正直、気持ちの良いものではありませんでした。

もちろん、そのようなことを指摘する人はいませんでした。 大人になると、他人の気になる癖を指摘してくれる人はほとんどいなくなるものです。 子供の頃に親御さんなどがきちんと躾をしないと、そうした癖は大人になってもなかなか治らないことがあります。 食事の際のマナーなども同様で、くちゃくちゃと音を立てて食べる人がいても、注意してくれる人は少ないでしょう。

ビエンチャンの会社での出来事でしたが、このようなことは在宅勤務であれば起こり得なかっただろうと思います。 一人で家で仕事をしているのであれば、会社の周りの人がどのように仕事をしているかとか、匂いのことなども気にする必要はありません。

このように、人間の五感による接触が一切なくなることによって、オフィス労働における精神的なストレスは大幅に軽減されると思います。 もちろん、在宅勤務であっても上司と部下といった主従関係から生じるストレスが完全になくなるわけではないでしょう。 しかし、今回申し上げたような、他人の気になる癖が見たくなくても目に入ってくるようなことはなくなるのです。

また、例えば貧乏ゆすりをする人もいますが、あれも見ていて気になるものです。 しかし、それをやめてくださいとはなかなか言えません。

今回、在宅勤務のメリットについて私の思うところを話してきましたが、話していて思ったこともあります。 確かに在宅勤務になれば、上司が鼻くそをほじっていようが何をしていようが気にならなくなり、ストレスも軽減されるかもしれません。

しかし、オフィスで働いていた時には、異質な他者と共同作業をしていく力、協力して働くというスキルが身についていたのではないかと思います。 もし在宅勤務が完全に普及し、全ての企業が在宅勤務でOKとなった場合、異質な他者を受け入れて共に仕事をするというスキルが弱まってしまうのではないかという懸念もあります。

ただ、この点は非常に難しい問題であり、今後、人工知能が発達したり、テクノロジーによって人々の働き方が大きく変わってくる可能性もあります。 そうなると、私が懸念しているような他人との付き合い方や多様性の受け入れといった考え方も変化するかもしれません。

今回は、在宅勤務による快適さという側面からお話させていただきました。 最後までお聴きいただき、ありがとうございました。


Preplyでビジネス日本語を教えています。日系企業で働いてみたい方、日本語の更なるスキルアップを目指す方など大歓迎です。お気軽にお問い合わせ下さい。

このブログを検索

ブログ アーカイブ

連絡フォーム

名前

メール *

メッセージ *

ポッドキャスト ビジネス日本語講座

QooQ